The Way to Nowhere

あるITエンジニアの雑文。

2009年04月

「コモディティ」とならない為に - 『断る力』

勝間和代氏の『断る力』。
発売されてもすぐに読もうとは思わず、しばらく静観していたんですが、東西線のドア横の広告を毎日見させられていた事で、つい買ってしまいました。広告の影響力は侮れないですね。

断る力

第1章 総論「断る力」の圧倒的な効用を理解する
第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ
第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する
第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る

この本はタイトルから察せられる通り「アサーティブ」がテーマなわけですが、ある程度予想をしていた「アサーティブ」に関する具体的なテクニカルな話というよりは、「生き方」そのものの話であり普通に自己啓発本という印象でした。

P.139
とにかく、「断る力」、すなわち、望まないことには「NO」ということを相手に伝え、適切な自己主張を行いながら、自分が集中すべきことに時間と力を集中することです。そしてそのことで相手の信頼を勝ち取り、相手の以来をすべて受け入れることが出来なくても、そういう人たちが私たちの応援団になってくれるような仕組みを築き上げます。その結果、私たちは「コモディティ」から「スペシャリティ」になることができるのです。

これはまとめの文そのものなんですが、まさにこの「自分が集中すべきことに時間と力を集中する」という事とその結果として「コモディティ」となるのを避ける、というこの考え方が基本なんですね。

自分なりの「けものみち」を行く為の、もう少し具体的な方法論という感じかな、と思いました。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか

P.103
コモディティ化だけは絶対にしないと決心すること。自らのコモディティ化に対してだけは「Paranoid」(病的なまでの心配性)であるべきで、その予感があったら必ず新しい要素を自分の専門性やスキルに加えていくこと。

これを思い出しました。

プロジェクトマネージャ試験を受けた

4月19日は情報処理技術者試験の日ということで、今年はプロジェクトマネージャ試験を受けてみました。

全体的に今年から制度が変わったようで、午前の試験もⅠとⅡに分かれるようになってました。
試験時間が50分とか40分と短いので途中退出できないというのにはちょっと驚いた。

今回は事前の試験勉強全くなしだったんだけど、やっぱり午後Ⅱの論文だけがきつかった。
何より手書きであれだけの文字数を書くことがなかなかなくて、腕が痛くなるんだよね。
キーボードで打てたら相当楽になるのにね。
結局最後の最後の設問で規定の文字数に足りていない状態で試験終了となってしまった。

午後ⅡはランクAからDの4段階評価でAランクのみが合格とのことだけど、たぶん規定の文字数の要件を満たしていない時点でDランクの「出題の要求から著しく逸脱している」とされて、それ以上採点されないんだろうな、という気がします。

昨年の秋にアプリケーションエンジニア試験を受けた時に比べると、論文のまとめ方は楽にできるようになった気もするので、これも何度も受けているうちにそのうち慣れてくるかもしれないなと思いました。

ていうか、そういうことをちゃんと試験対策としてやって慣らしとくのが本来なんだろうけど。


それから、今回は特に「携帯電話の電源を切れ」という指示がしつこかった。
「音が鳴ったら即退室させる!」という勢いで「国家試験なので厳しくやります」みたいな事も言ってた。


プロマネの試験は始めて受けたんだけど、なんとなく他の試験区分に比べるとちゃんと受験しに来ている人が多かった気がします。
他の試験区分はもっと空席が多くて、午後になるとますます人が減るような感じだったと思うけど、今日の私が受験していた部屋に関しては、空席ももちろんあるが、そこそこに人がいて、午後になっても減らなかった。
昨今の「プロマネ育成」の流れで人気が高いのかもしれないし、年齢層も高めでそれなりに「やる気」の人が多いからでしょうかね。

『小飼弾の 「仕組み」進化論』を読んだ

『小飼弾の 「仕組み」進化論』を読みました。
これって本のタイトルそのものにも著者名が入っているんですね。

小飼弾の 「仕組み」進化論

サブタイトルに「生き残るための"新20%ルール"」とあります。
要するに既存の仕組みを回す為の仕事を20%で終わらせ、残り80%は新しい仕組み作りをする、ということのようです。
なんて極端な話と思うかもしれませんが、実際はそれぐらいが理想的なのは直感的にはわかります。

私が思い出したのは、以前システムの運用管理の仕事をしていた頃のことで、まさにそんな感じだったような気がしました。
日々のルーチンワークは確実にあるんだけど、大部分は様々な現場の仕組みの改善に時間を使っていたような気がします。
現場の仕組みの改善といいつつ、実はVBやperlやCを覚えながらツール作りで試しているという側面が多分にあった。
今にしてみれば、半分遊んでいるみたいなものにも思えて、よくそんなことが許されていたものだと感心してしまいます。
ただ、やはりちょうどその時期にPerlやCを覚えて、プログラミングに関してはまさに「コト」がわかった気がして、新しい言語やプロダクトに取り組むのも怖くなくなった気がします。
その後の仕事でPerlやCそのものを使うことはなかったのですが、「遊び」の時間が持てたからこそ、より本質的な部分での学びがあり、そういう意味ではその時期の経験がとても役に立っていると思います。

プログラマーの三大美徳「怠慢」「短期」「傲慢」が仕組み作りの基本として紹介されています。
プログラムなどがテーマではない一般的なビジネス書として、この話が出てくるのはなんだか奇妙な感じがしましたが、確かに一般的に展開できる考え方だとは思います。

関係ないけど、システムを作る仕事をしていながら、この全てを欠いた人がいかに多いかということを思い出してしまいました。
以前に比べれば、今関わっているプロジェクトではこの精神は結構取り戻せた気がするけど、まだまだ不十分な気がします。

これからはプログラムに限らず、仕組み作りが仕事と意識して日々取り組んでいこうと思いました。
いつの時代もそうなんだろうけど、いろんな意味で「仕組み」を作れる人/作った人が自分の居場所をきちんと確保できて強いんだよね。
自分のビジネスモデルという儲ける仕組みを確立し、そしてそれに安住することなく新しい仕組みを作っていく事が生き残る為に必要なのだと思います。

『創造と変革の志士たちへ』を読んだ

少し前ですが、グロービス経営大学院学長の堀義人氏の『創造と変革の志士たちへ』を読みました。

創造と変革の志士たちへ


「はじめに」に以下のようにありますが、まさにグロービスのことをより広く知らしめる為の本であり、要するに宣伝・広報するものになっていると思いました。「宣伝」と言っても、別に悪い意味を含めるつもりは全然ありませんが。
そこで、『創造と変革の志士たちへ』というタイトルの本を執筆して、僕の考えていることを可能な限りわかりやすく文書化することにした。それにより、グロービスの学生、卒業生、教職員、そしてグロービス経営大学院を志す数多くの人々に、そして国内外のビジネスパーソンなど、それ以外の多くの人にグロービスが目指すものを伝えよう、と考えた次第である。


教育理念における三つの要素として
  1. 能力開発
  2. 人的ネットワーク

を挙げているが、どうしても「大きな志を持つことの重要性」が強調されているというのが、読後の印象でした。
「使命」とか「自分の任務」とかちょっと重い、というか大仰な言葉が多いです。
やっぱり起業家を目指すようなそれなりに意識の高い人たち向けだし、それくらいがちょうどいいのかもしれません。

とはいっても、結局はこういうことが書いてあるんです。
P.78
「では、どうやったら自分の使命が見つかるのか」というのが次になされるべき質問となるだろう。
これに対する答えは、正直言ってよくわからない。ただし、僕は、クラスの中で、「好きなことと、自分に向いていることに焦点を当てるといいですよ」とヒントを出している。
P.79
好きでかつ得意なことをやりながら、それが社会にどのように役に立っているのかを考えると、自らの使命というものが見えてくるものである。
P.90
楽しいことや好きなことを探すためには、自分がワクワクすることは何かを感じ取ることが大事である。自分が「楽しいと思っているのか」「やりたいと感じているのか」「好きだと思っているのか」など、自らに問いかけてみて、自らの感情を理解することが肝要である。

これって「けものみち」を行くための心構えに通じるものだよね、と思ってしまった。

そう思ったら、自分はまだ全然変われていないのか、とも思ってしまう。
でも、短期間で劇的に変わるのはやっぱり無理で、小さなことでも少しずつ行動を起こす事を積み重ねていくしかない、と思い直しました。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか

2009年3月の記事別アクセス状況まとめ

Google Analyticsによる本blogの3月の記事別アクセス状況をまとめました。
ちなみに先月分はこちら

  1. Bloggerでトラックバックをできるようにする (2008/04/20)

  2. フォトリーディング練習中 (2008/05/24)

  3. Oracle 11g をインストールしてみた (2008/01/28)

  4. Virgin Killerのジャケット画像 (2008/12/14)

  5. mixiがつまらない理由 (2008/02/14)

  6. UNION と UNION ALL の違い - SQL (2008/02/18)

  7. グロービスの『クリティカルシンキング』修了 (2008/09/22)

  8. 就職氷河期世代の自己責任 (2008/03/01)

  9. IKEAのテーブルとチェアの組み立てに思う (2008/05/05)

  10. はかるだけダイエット!のブログパーツ (2008/03/19)


上位3つは先月と全く同じで安定してしまっていますね。

3月も2月と同じで5件しか書けなかった。
リアルな仕事の忙しさは2月以上でした。

新着記事の頻度が減ると全体のページビュー自体がどんどん減ってしまいます。

仕事の方も少しは落ち着くので、もう一度「アウトプット力を高める」ことを意識して記事を書く頻度を増やしていきたいと思います。
記事検索
livedoor プロフィール
Twitter
AdSense
Amazon


  • ライブドアブログ