昨年より関わってきた仕事に一段落着いたので、雑感を少々記録。 
久々に開発プロジェクトの現場に戻り、しかも相当なビッグプロジェクトだったので、現場ならではの知見も相当得られたと思います。反面教師的な意味も含めて。

私自身は既に燃え上がっている所に「火消し」として召集されて、自分の専門分野の火を消し続けるだけで手一杯な日々でしたので、全体的な観点では動きようもなく、最後まで全体像はよくわからない感じでしたが、これもまた大組織らしく分業化された仕事の回させ方なのかな、と思いました。

大組織の通常の業務オペレーションにおけるセクショナリズム的考え方がプロジェクト体制上の各チームにも持ち込まれて、担当領域の境界線があいまいな部分の課題等では、それぞれが勝手に定義した自分達の領域の考え方に基づき仕事と責任を投げ合う様がそこらじゅうに見られて、傍目に見ていて爽快な感じすらありました。
普通はそういう所はプロマネが仕切るべきものなんでしょうけど、プロマネ的機能自体がそれなりの組織になっている事もあり、その投げ合いに参加してしまっているような事になっていたりとか。

こういうプロジェクトが多くの会社で発生している、とか考えるといろんな意味でぞっとしますね。
IT投資として何を目的にやっているのかがプロジェクトで実際に手を動かしている関係者に浸透していない、という事が根本的な所にはあるなのかなと思います。
目先のスケジュールや課題数減らしの為の近視眼的な対応で結果的に無駄になった作業とか相当なものです。
いつまでもこんな事は続けていられなくなりますよ、きっと。

プロジェクト自体はまだまだ続いていくようですので、そのプロジェクトや会社自体が今後どうなっていくのかは遠くから生ぬるく見守っていきたいと思います。

システム開発的な観点でも過去に何度も見たような問題がまた繰り返されている感も多々あり、ましてERPを使っているんだから、もうちょっとどうにかできないものかな、という思いもあります。
もちろんそれぞれに違う会社が時期をずらして同じような事をするからこそその道のプロとしての仕事があるという面もあるのではありますが、こういう所をもっとうまくやれるようなSIのソリューションを何か実現できないか、というのは今後のテーマとして継続して考えていきたいと思っています。