The Way to Nowhere

あるITエンジニアの雑文。

2014年07月

「バーサタイリスト」

「バーサタイリスト」って、あんまり聞き慣れていない言葉だな、というのが率直な印象。

木村岳史の極言暴論! - 技術者はSEになるな、「何でも屋」になれ:ITpro
つまり技術者の在るべき姿は、“広く浅い”ゼネラリストでも“狭く深い”スペシャリストでもなく、“広く深い”「バーサタイリスト(多能の人)」である。

なるほど、 ”versatile” 「多才の、多芸な」からきた "versatilist" ですか。
「フルスタックエンジニア」の言い換えともとれるし、強いて言えばさらにカバーすべき領域を広げた感じですかね。

確かにそういうポジションでの仕事は「大変だけど楽しい」だろうっていうのはよくわかるし、私もできればそうなりたいね、とも思うけど、そういう機会を得られる事自体がなかなか難しいよなと感じる。
ある意味では「不器用だから」っていうのもあるし、またある意味では「器用貧乏だから」むしろ「何でも屋」的なSEになってしまうっていうのもある。

いずれにしても、まずは何かの領域で「スペシャリスト」として頭角を表して認められないことには、そもそも「バーサタイリスト」的に活躍するなんてできないんじゃないかな、多くの人にとっては、などと思います。

私の場合は、そんなわけもあり、とりあえず目先の生活の為もありで、プロジェクトの為に集まりそのプロジェクトが終われば去る、という「スペシャリスト」として当面は生きて行こうと思うのでありました。

しかし「バーサタイリスト」って、語感的にはあんまり一般的に浸透しそうな気がしないな、とか思ったりもします。まあ言葉自体はどうでもよいのですけどね。 

ビデオテープのデジタル化 - VirtualDub

先日のビデオテープのデジタル化の話の続き。 このネタ自体はだいぶ前にある程度できていたんだけど、最近また忙しくなってきてなかなかブログ書けなくなってました。

で、次に試したのか、これ。

Virtual Dub

見た目とか雰囲気は地味だし、メニューは英語だけど、ダウンロードしたファイルを解凍してそのまま使えるし、設定もそんなに難しいこと考えずに使うデバイスを選べばキャプチャー開始まではいけた。
で、お試しでキャプチャー開始して様子見してたところ、2分くらい経過しただけでファイルサイズが2GB超えてる!という事態に。

デフォルトでは圧縮(compression)の設定を全然ないようです。
さらに映像の圧縮には別途エンコーダーをインストールする必要があるようです。
この辺のページを参考にしてXvidなるものをインストール。

How To Compress A Video File with Virtualdub - Make Tech Easier

https://www.xvid.com/

というわけで、最初に使った「VHS to DVD」で取り込みしたファイルは映像は8000kbps、音声は288kbpsで、ファイルサイズもまあこんなもんかな、と妥当な所かと思ったので、圧縮の設定はそれに近い所でやってみた。

で、キャプチャーしている時は順調にできているように見えても、取り込んだファイルを再生してみると、映像が所々コマ送りのようになったり、音の方も微妙にスピードが揺れているようで、結果として曲のキーが時々変わって気持ち悪い感じになったりしている。

レートを変えて何回か試してみた感じからすると、圧縮の処理が追いついていないのかな?という感じ。
レートを下げれば「揺れ」は少なくなるけど、画質や音質は当然下がる。だからと言って気になるレベルの「揺れ」がなくなるわけでもない。なので、一旦「圧縮なし」でPCに取り込んだ後に、圧縮はゆっくりとやってもらうことに。だけど、「圧縮なし」で取り込んだ状態でもやっぱり音声には「揺れ」があったりして安定しないなぁ、という感じでした。

全く圧縮しないとかなりのファイルサイズになるので、それはそれでキャプチャー時のIOなどの負荷になるらしく、中々いい感じの頃合いが難しい。 ヘルプには、キャプチャー時は映像は程々に圧縮しつつ、音声はCPUに負荷かけないために圧縮しないのがよい、などと書かれていた。 できるだけ他のアプリケーションは落として、ウイルス対策なども作業用のフォルダは除外するとか。 いろいろ試してみましたが、たぶんCPUに余計な負荷をかけないために最も効果的なのは、キャプチャー中は映像も音声も「再生しない」ということかな、と思いました。

メニューから簡単にできます。
映像は「Video -> No Display」を選択。
音声は「Audio -> Enable Audio Playback」のチェックを外す、ですが、確かこれはデフォルトがそうなってた気がする。

映像すら表示されていないと、本当にちゃんとできているのかな?と心配になったりもしますが、ちょっと余裕を持った時間でキャプチャー終了するようにタイマー設定して、終わるまではPCは放置。取り込み終わってからあらためて後ろの余分な所をカットしつつ、音声を圧縮するという感じでなんとか気にならないレベルでデジタル保存できるようになった。 いろいろ試したけど 、これにそんなに時間かけたくないんで、とりあえずこの方法で片付けとこうかなと思います。
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ntakano75

フリーランスでシステムエンジニアをやっておりました。

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