久しぶりにスクリーニング&財務諸表で企業価値算定をしましたが、「割安」度が高い銘柄には、やけに不動産業が多いね、と思った。でも実際に「倒産」とか発生しててやばそうなんじゃないの?

livedoor ニュース - 始まった「貸し渋り不況」
銀行よ、いい加減にしろ!――。こうした憤怒の声が中小企業ばかりではなく、上場企業からも上がっている。銀行の「貸し渋り」による「黒字倒産」が急増しているからだ。
上場企業幹部の批判をまとめると、「不動産業であるというだけで、融資をしない」「企業の現状をいくら詳細に説明しても全く聞く気がない」「気にしているのは、他の銀行が(ウチに)追加融資するかどうかだけだ」などというものだ。

私のやっている「企業価値算定」はとてもシンプルなので、財務諸表もあまり細かいところは見てない。
共通して言えそうなのは、流動比率が見かけ上は結構よくて、財産価値が企業価値全体を押し上げているのかな?という感じ。

というわけで、流動資産の内訳を見ているとこの記事のようなになりかねない状況がちょっとわかった。

要するにどの会社も流動資産の大部分は「販売用不動産」もしくは「仕掛販売用不動産」なんだね。流動資産といっても簡単には現金化できないものだから、貸し渋りもあって資金繰りが難しくなるわけだね。

このところ株価は軒並み下がっているから割安度も高くなるわけだけど、倒産してしまっては元も子もないよね。こんな状況の中でうまく生き残れる銘柄を選別できれば、儲けられるんだろうけど。

ここはもう少し様子見ですね。