この半年くらいで、私自身が身体面ではダイエットに取り組み、精神面では瞑想などに傾倒してやってきたことの「答え合わせ」になったような感じの2冊です。
まあ、そこは高城剛さんの毎週のメルマガでも、まとまって書かれていないだけで、随所にそのエッセンスは顔を覗かせる感じなので、当たり前かもしれませんが。

SOUL RESET 魂の再起動
高城剛
マガジンハウス
2014-07-11


BODY RESET 身体の再起動
高城剛
マガジンハウス
2014-07-11


これらは2012年の出版なので、既に5年が経っていることになります。
「2014年」というのは「Kindle版」としてのことでしょう、きっと。

で、ともかく、これら2冊はセットで読むべきものでしょう。「魂の再起動」の方で「体を動かさなきゃ」みたいな話が続いたり、「身体の再起動」の方でメンタル面での話があったりとかしています。何が何だかわからない気もしますが、とにかく興味深い内容と私には思えました。

やはり、科学は今でも日々研究され発展し続けているものなわけなので、現在の科学で説明できないものは全て怪しいものかというと、そんなことはないのだろうと思います。科学自体が途上なわけだから、現時点の科学が説明できていないことにも、真理・真実はたくさんあると考える方がむしろ自然だと思えるし、そんなそれ自体の真理性を帯びさせた言説も実はどうでもよくて、私自身としても単純にそのように考えた方が面白いよね、と率直に思うわけで、共感するところであります。

私自身が日々感じていたこととしては、例えば筋トレは単に体を鍛えるだけではなくて、筋トレしている時間はある意味では瞑想状態に近い気がしていて、そういう意味で運動することがメンタルにも効果があるんだ、ということは自分が感じた感覚としてよくわかる気がします。

で、まあ、いろいろ書いてありますが、全部を鵜呑みにする必要もなくて、「魂」の面でも「身体」の面でも自分に合うと思えるものを適宜自分の生活習慣に取り入れていけばよいのだと思います。
「身体の再起動」の方で紹介されている「スロースクワット」などは、私もとてもよいと思っていますが、それでも書いてあるそのままをやるのではなくて、自分なりにアレンジを加えながら取り入れています。一方で、同じ個所で説明してある「マトリックス瞑想法」は私には理解不能でありました。まあ、上述したように筋トレ時に瞑想するような感覚は本書を読む前からあったので、そこは自分なりのやり方でやれればよいものだと思います。

そんなわけで、今も日々、ダイエットや筋トレなどの運動や瞑想に励む日々であります。