先日、約1か月以上の間、Windows10のバックアップが失敗していて取れていなかった、ということに気付かずにいた、ということがあったのですが、その辺のエラーや解決の内容についてのメモしておきます。

で、1か月以上の間バックアップが取れていないことにようやく気付いて、エラーの内容を見るとこんな感じ。

シャドウ コピーを作成できませんでした。詳細については、"VSS"および"SPP"のアプリケーション イベントログを確認してください。
詳細: シャドウ コピーの記憶域ファイルまたはその他のシャドウ コピーデータを作成するために利用できる十分な記憶域がありません。

Windows10_Backup_Error_20170712_1

で、軽くググってみたところでは、「バックアップの対象」の設定で「システムイメージを含める」のチェックを外したらいい、みたいなものがあって、「それでは、解決になっていないんじゃないか?」と思いつつ、システムイメージは最悪は再インストールすればよくて、本当の「ユーザデータ」のバックアップだけでも正常に終えられるようにする事にも意味はある、と考えて、やってみることにした。

それでも、やっぱりエラーになった。

シャドウ コピーを作成できませんでした。詳細については、"VSS"および"SPP"のアプリケーション イベントログを確認してください。
詳細: シャドウ コピー プロバイダーでエラーが発生しました。詳細についてはシステム イベントログとアプリケーション イベントログを確認してください。

メインのメッセージは同じであるものの、「詳細」の部分が若干変わった。
というわけで、イベントログを見てみると「ソース」が「VSS」のエラーメッセージの中でこんなメッセージがあった。

ボリューム シャドウ コピー サービス エラー: 予期しないエラー
(中略)
パラメーターが間違っています。

む、この「パラメーターが間違っています。」は、なんか見覚えのあるエラーメッセージだな、と思った。

Windows10で大容量のハードディスクが正しく認識されない件

以前にも書いたこれだ。
というわけで、diskpart で見てみるとやはり、ディスクサイズがパーティションサイズよりかなり小さく認識されていた。

Windows10_Backup_Error_20170712_3


ちなみに同じタイミングで「ディスクの管理」画面を見ると、こんな感じで普通に認識されていて問題ないように見える。一体、この違いは何なんだろうか。

Windows10_Backup_Error_20170712_4


というわけで、以前と同じようにSATAドライバを元に戻す事で、解決できたのでした。
バックアップがエラーになり始めた時期を振り返ると、どうやらWindows10 の Creator's Update を適用した後から、エラーに発生し始めていたようなので、やはりそのアップデートのタイミングで「最適」と誤認されているSATAドライバに更新されてしまったのだろう。

この辺の原因などはたぶん私の古いPCに特化した内容かもしれない。件のエラーメッセージについては、まずは言われている通りの「十分な記憶域」、つまりは「ディスクの空き領域」等が適切な状態かをまずは確認すべき所だろうと思う。それでも何も問題がない時に、ディスクが正しく認識されていないとかいうケースもある、という程度の話だと思います。まあ、いずれにしても、イベントログなどを順を追って見て、調べるというのが、まずはやるべきことでしょう。

ともかく、もうこんなのはイヤなので、いい加減に新しいPCに移行しようと思います。