The Way to Nowhere

あるITエンジニアの雑文。

投資

『投機学入門』を読んだ

Kindle Unlimitedの中で何気なく読んでみたのだが、これなかなかよかった。


 
「投資」ではなく「投機」というとギャンブル的なものと一般的に思われがちだが、儲けを得るための「機」を見て資金を投じる、ということでは、「投資」と「投機」に本質的な違いはない、と言っていて、私もそのように考えていたところはあるので、これを読んであらためて意を強くしました。

私も以前は、特に「アベノミクス」より前の相場が低迷していた頃は、保有する投資信託等の評価額の下落分を補える程度には、株のトレーディングである程度は利益を出せていた時期はあったなあ、とは思うものの、この数年間はすっかり株のトレーディングをやらなくなっていた。
なぜかと言えば、自分の考えた通りにやるための仕組み作りが十分できていなかったので、本業が忙しくなってきた時に、日々そんな手間暇かけていられなくなった、というところだったと思う。

で、最近また少し再開したい気持ちが高まってきていたので、そんな折にこの本が目に留まった、というところだった。自分がやろうとしていることは、そんなに間違ってはいないんだな、と考えることができて、そんな自分を後押ししてくれるような内容ではあった。
ともかく、今度こそは「仕組み作り」をしっかりやったうえで、あらためて挑戦したい、とは思っている。

トレーディングと言えば、最近はもう「ロボット」による高速取引とかも当たり前なのだろうから、「ザラ場」でのデイトレードとかで人手で立ち向かうのには無理があると思うし、そもそもそんな時間とれないし、とりたくもないし、とも思う。なので、そんなところと真向勝負しないような形で、自分なりのルールを確立してやれるようにしたいと、改めて思いました。

ところで、本書については、基本的には良い内容だったな、と思うものの、後半に行くほどに「タイポ」がひどい。こんなに「タイポ」が多い本は見た事がない、と思うほどだった。パソコンのキーボードの配置を思い浮かべて、「本当はこのように書くつもりの所を間違ったんだろう」ということが想像できる箇所が結構あった。著者自身も一度書いたものを読み返していないのか?とか思うし、出版社とかの関係者含めて、誰もチェックしていないのか?と思いました。

ともかく、本書内にも書いてあるのだが、株式市場では日々何兆円という取引がされているところなので、そこで「川から水をすくう」が如く、自分に必要な程度に利益を得ようとする事は、悪い事ではないよ、とあらためて思います。

マネックス証券のサイトリニューアルで、いろいろ大変そう

マネックス証券のサイトがこの1月からリニューアルしてました。
使い勝手的なところもいろいろ変わったので「使いづらい」と思うこともあれど、ある程度は「慣れ」の問題かな、とは思っていました。時折、不具合に関する「重要」メッセージも表示されたりしていて、システムの現場はさぞ大変な状況なのだろうなあ、などと余計な事まで考えていました。

私の場合、ここ最近はそんなに毎日使うわけでもないので、困ることはあまりなかったのですが、ここに来ていつもなら私が発注等を行う深夜の時間帯が、なにか「処理中」なので注文できないような状態になっているようで、さすがにそれはちょっと困っています。

「注文できない」というのも、入力画面は表示されて、一通り入力してボタンを押してから、できない旨のメッセージが表示されるのも、何だかなぁ、と思います。前は注文入力画面自体に行けなくなっていたように思うのですが。

20170203_マネックスメッセージ

それにしても「現在夜間バッチ実施中です。」 って、、、
一般向けに「夜間バッチ」なんて言葉でメッセージ出しているのは、あんまり見ないよな。初めてかもしれない。
昨日は注文できない状態は同じでも、ちょっと違うメッセージだった気もするが。

まあ、ともかく、システムの現場の方々は頑張ってください。

(2月4日未明 追記)
本日は表示されるメッセージの文言はちょっと変えたみたいですね。


 

円安で株高で

久々に投資関連の話。

私が話をするまでもなく今更ではありますが、昨年の11月後半くらいから「アベノミクス」とかなんとかで円安と株高の流れでポートフォリオが結構大変な事になっています。
うまくバランスとったポートフォリオを持っていても、日本株と外貨建て資産(株も債券も)は実態として為替が絡んだ相関関係がすごくあって悪い時はみんなダメみたいな、何のためにバランスとってポートフォリオ組んでいるだっけ?みたいな状況がしばらく続いていたんですが、ここにきて一気に逆の展開ときました。良い時はみんな良いと。

リーマン・ショック以降の株安と円高と続いている時でも地道にナンピン買いを続けていた事がここに来て一気に花開いたという感じであります。
なのでここは利益確定の為に 一旦売りとなるものが結構ありつつ、ファンドの一部見直しとかも絡めて買い直してまたバランス整えていこうという感じになっております。

株のトレーディングの方もこの上昇相場でそれなりに結果は出ていますが、なんか急過ぎてうまく乗れないみたいな時も結構ありました。
いずれにしても自分なりの取引ルール決めておくとあまり悩まなくて良いですね、というのを改めて実感。

この先どうなるのかはよくわかりませんが、また金融緩和の影響でどこかで「バブル」が起きるんですかね?
ただいくら円ベースで稼いでもインフレになったらねぇ...という懸念もあるにはあるのですがね。

最近の株価がどーとか

4月のポートフォリオ締めたところで雑感など少々。
もっと参考になる事を言う人はいっぱいいるんで、誰の参考にもならない投資ネタですが、自分自身の整理の為になんとなくルーチン化してます。
タイトルもだんだん「ざつい」感じですが。

やっぱり海外株式が伸びている感じでしょうか。
あらためて各指標のチャートを見てみると、US以外はそれほどでもないか?という感じもします。

あと海外のREITも伸びているかも。
ただ、今から行く気には中々なれそうにもない形に既になっているとは思います。

そんな中で日本株は9,000円代半ばを上下するだけでパッとしない感じでした。
震災の影響から今後どう立ち直っていくかとか、震災が上場各社の決算にどんな影響を与えるかとか、まだ様子見という感じだったんですかね。

個人的には空売り主体でそれなりでしたが、4月後半からは買いで入る銘柄も出てきてた。

一応チャート的には25日移動平均が3月15日の大暴落の影響から脱して上向き始めたんで、もう少し上昇し始めてもいいんじゃないか、という気もしますが、連休明け早々にも上昇の手がかりを掴めなければ、また方向感ない感じになりそうな雰囲気ですね。

方向感が掴めない時は無理に取引しない、というのも必要でしょう、と自分に言い聞かせてます。

"Sell in May and Go Away!" ですか。。。

最近の株価などについて雑感

先ほど3月のポートフォリオを締めて、4月分のアクションなども一気に片付けてしまいましたが、その際の雑感などを少々。

日本株はやはり3.11の震災の影響もあってかなり落ち込んで、代わりにかどうか知りませんが、海外株式、特に新興国系に流れた風に見えます、結果的には。

先月「落ち方が結構ひどい」と書いていたインドなんて、どういうわけか1ヶ月で10%もあがってたりとか。日本の震災の影響なんてないどころか、むしろそれを機に一気に上昇したかのようにも見えます。
世界的には市場は先進国中心にそれなりの影響は受けたみたいですが、既に震災前まで戻した感じになっているところが多そうで。
そんな中、日本だけは取り残されている感じなのかも知れません。

日本株はと言えば、3.11の震災後、14、15と暴落しましたが、その後は半分くらいは戻してきて、結局日経平均225を月間でみたらマイナスで860円くらい。
昨年5月には月間1,200円くらい下がっていたりもしていたわけで、それに比べたら数字だけみたら結果的には「時々起きる」程度の事だったのかとも思えてしまう。

まあ、一時は終値ベースでも8,605円、ザラ場では8,227円とかまで落ちてて、それは2月末から見たら2,000円以上の下落だし、円高も一時77円とかで、「瞬間風速」は物凄かったわけで、そんな中で色々と「痛い目」を見た人も多かったことでしょう。
私自身も多少はやられましたが、まあ大したことはないです。

今回の件は市場的には日本の局所的な話であり、世界的にみたら日本市場がますますスルーされていく契機となったのかもしれんなー、とか思ったりしました。

株価はこの先どうなるかとか

このところ株価が激しくアップダウンしていて、何だかなあという感じなんですね。

中東・北アフリカの情勢とか、相変わらずグダグダな政局とか、明るい材料ってあまりない気がするんですが、「押し目買い意欲は強い」みたいな話もあってよくわからん感じですね。

月足では25ヶ月移動平均が上向きはじめて、2月にはゴールデンクロスみたいな感じなので、中期的には上がっていきそうなチャートの雰囲気もあるんだけどね。

ただ、実際の売買はそんなに長い目でしているわけでもなく、見る中心はあくまで日足チャートという事になっているわけです。
個別銘柄では既に25日移動平均ですら方向感なくなっているものが結構あって、あまり相場に入ることができない感じではあります。
目先はまたアホみたいなアップダウン繰り返しながら「三角形」を形成していくんでしょうかね。この週末中に前原外相辞任とかのニュースもあるので、週明け上がるとは考えづらいですし。そのまま行けば3月末くらいにその「三角形」が収束してくるので、その辺でどちらかに方向感が出るかどうかという感じでしょうか。

で、こういう事書いた時に限って、それとは違う動きをしたりするものでもあるんですが。

その他、日本株以外のところに関しては、年初にポートフォリオの商品入れ替えなどした影響で、バランス調整がまだ完了していない事もあって、株・債券とか国内・海外とかでどの辺がどうなったのか月末に締めてもパッとはわかりづらい感じが続いていてなんとも言えないんです。
ただ、インド関連の落ち方が結構ひどい気がする。あまりニュースとかは入ってきてない気がするけど、何かが起きているんだろうか?

今年の投資方針など

1年前にこんな事を書いたのはよく覚えていたので、色々と考えてみた。
まあ、あまり具体的な事を書く気はないですが。

アセットアロケーションの見直し
なんとなく来年以降もこんな感じで年1回やるのは、決めたバランスを整えるのではなくて、そもそもどんなバランスで行くか自体を見直す事になりそうな気がしました。

とまあ、こんな事を書いていたわけですが、とりあえず今回はバランス自体は変えない事にした。
「MONEX VISIONβ」の目標ポートフォリオとかを見て、海外資産の比率を増やそうかとか、最近のソブリンリスクとかで海外債券はどんどん落ちている感じなので比率を減らすべきかとか、色々考えはしたんです。
しかし、結局あくまで「バランス」なのでどこかを上げればどこが下がるわけで、どんなバランスにしているかはオープンしませんけど、既に結構絶妙なバランスになっていて、調整するにしても1~2%ずつみたいな感じになるので、アホらしくなってやめました。
そのレベルの微調整でどうした方が期待リターンが高いかなんて根拠持てるほどの細かい分析する気はないし、あまりコロコロと変えても何をやっているのかわけわかんなくなるしね。

そんなわけでバランス自体も変えないし、毎月基準のバランスに補正されるように追加投資をしてきているので「リバランス」なんてをするまでもない。

というわけで、今回は投資信託などの商品自体の見直しをしました。
同じ分類にも各社様々な商品があるので、比較してみて乗り換えるなり、更に分散させるなりで今後しばらくの間の方針を検討しましたよ。
とりあえず某メガバンクの証券口座で塩漬けになってたのは全部切ったりとか。

それから、アセットアロケーションによる投資戦略としては邪道というか、違うのだと思うけど、全体としてはアセットアロケーションを組んで「長い目」で運用しつつも、「流動性資産」扱いで株などのスイングトレードをしてたりするわけで、ここでいかに儲けるが実は一番の関心事だったりしています。
この辺はだいぶ「自分流」を確立しつつあるとは思うけど、まだ試行錯誤が続くのかな、と。

いずれにしても思うのは投資って、シミュレーションだけでグダグダしてても意味ないよね。
やっぱり自分の金を実際に突っ込んで試してみないと真剣に考えなくて学べないし、多少の損もしてみた所ではじめて見えてくるものがあると思う。
シミュレーションするにしても実際の経験を積んでいるからこそより精緻にやれるようになると思うわけでね。

本当ならもうちょっとマトモに利益出してからでないと、こういう事も説得力ないんですけどね。

2010年11月の株価など雑感

これもかなり時間が経っててアレなんですが、11月のポートフォリオ締めての雑感など。

11月は引き続きJ-REITが伸びてました。
後は日経平均の伸びからも明らかなように日本株も伸びた。
海外債券は相変わらず落ちているかな、というところでしょうか。
新興国系はまちまちで、中国はちょっと上がったけどインドは明らかに落ちているようでして。

J-REITの伸び方はちょっと尋常ない気もします。
そう言えば最近、証券会社のサイトでもJ-REIT特集とかやり出してたね。
そろそろ一旦利益確定を考えた方がよいかなとか思いました。

で、日経平均のローソク足でも見ながら、この先どうなりそうか考えてみようかと思ったら、マネックス証券が落ちているようでして。

11月はちょっと日本株の上がり方が急ピッチ過ぎだった感じはしてます。
まあ目先はさらに上げるとしたら過剰流動性の影響くらいしか考えられませんので、上がっても下がってもよいように準備をしつつ、全体的な傾向とは別に個別の動きを見ていこうかという感じですかね。

最近の株価など雑感

もう11月も半ばになりかけていて、かなり出遅れていますが、10月のポートフォリオ締めたところなどで雑感などを少々。

ポートフォリオを見た感じだと、日本株と海外債券が落ちたね、という感じでしょうか。
逆に上がったのはJ-REIT絡み。
日銀の金融緩和策を受けて不動産関係も上がったりしてましたからね。

で、10月の日経平均株価を見ながら、「また下落方向になってしまったのね。25日移動平均も割り込んじゃったし。」とか思っていた。

10月締めた段階では、短期的には下落トレンドで3~6ヶ月くらいのスパンでみても下落かボックスか、という感じで見ていたのですが、それがこの数日のアホな感じの動きになっているわけですね。
実際「コマツ」で私は4日の段階で exit してしまいましたが、その後もさらに半端なく上がっていて尋常じゃない感じがします。
で、日経平均も9月、10月の高値も超えてしまいましたね。

とはいえ明らかに急上昇過ぎるので、短期的には確実に調整するでしょうけど、その先がどうなるか。
株というより日本自体に対しては楽観的にはなれないので、まあよくてボックスじゃないか?とか思うんですけど、日本株も過剰流動性によるバブルの「恩恵」も多少は受けるんでしょうかね。
市場関係者が考えているからそうなるっていう面もあるのでしょうね。

株価とかMONEX VISION とか

さて、誰の参考にもならない投資ネタなども一応書いておこうかと。

日経平均株価は9月15日頃に、日足で4月末から続いた下落トレンドの上値抵抗線をブレイクした。
25日移動平均線も上向きになったようで、目先はまた下落傾向のようですが、この25日移動平均線あたりを下値としてキープできるかどうかといったところでしょう。

そんな感じなので、個別銘柄も「上向き」なものもそれなりに出てきたので、とりあえずまだ信用取引しなくても「まあ、いいか」という感じには戻った気がします。

個人的なポートフォリオとしては、8月は証券口座に振り替えた資金がそっくり飲み込まれてしまうような事態でしたが、9月はそれを回復してなお余りある感じで回復しました。
これだから含み損益のアップダウンに一喜一憂しても仕方ないよね、と改めて思いました。

区分別には「海外株式」の部分が特に伸びた感じに見えます。
日本の為替介入とかもありましたが、結局また介入前に近い1ドル83円くらいにまでなってきているわけで、これだけ円高が進んでもなお海外資産の方がパフォーマンスがいい状況なわけですね。

そういえば、最近出たマネックス証券の資産設計アドバイスツール「MONEX VISION β」もやってみました。
「積極型」と「バランス型」両方で「目標ポートフォリオに近い資産配分での投資ができています。」となりました。
グラフの見た目は全然違うんですけどね。何を持ってそう判断しているのか不思議ではあります。

「積極型」の目標ポートフォリオだと「先進国株式」だけで50%近い比率になっていて、その他に「国内株式」と「新興国株式」を含めると「株式」だけで90%近い比率になっています。

そりゃあいくらなんでも偏りすぎじゃね?って思うわけですが。
おそらくは目標ポートフォリオ自体を直近を中心とした過去のパフォーマンスから弾き出していると思われます。

ともかく、私の場合そこで示されているよりももっと細かく区分して毎月バランスを見ているので、やや物足りない感じではありました。
自分がとるバランス自体を見直すときには、ある程度参考にできそうな気はしました。
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ntakano75

フリーランスでシステムエンジニアをやっておりました。

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